(3)モノづくりにおける“デザイン”とは?
モノづくりのための4つのデザイン活動
前ページまでの図で見た場合、ものづくりにおけるデザインにはどんな活動があり、それぞれどんなものなのでしょう?それを下の図のように整理してみました。
①プロダクトデザイン
顧客が喜ぶ、つくりやすく商売にもなるモノを考え、作り上げていくためのデザイン活動です。
②コミュニケーションデザイン
作り上げたモノの良さや魅力を、ターゲットとする顧客に対して適切なやり方で伝えるためのデザイン活動です。デザインの対象としては、商品のマークやロゴ、商品パッケージ、商品カタログやパンフレット、ポスター、商品webサイトなどさまざまなものがあります。
③ブランディング
顧客の心における自社および自社商品の存在感や信頼感を強めていくために、戦略的かつ継続的にデザインをはじめとするあらゆる企業活動に取り組むことです。
④デザインマネジメント
上記のさまざまなデザイン活動を企業経営の中に効果的に取り込み、実践していく活動です。
モノのデザインは“プロダクトデザイン”を担えるデザイナーへ依頼することになりますが、モノのデザインだけで商品ができるわけではありません。商品にするには、パッケージデザインや製品のカタログ・パンフレット・webなど、モノに付随するさまざまなコミュニケーション手段をデザインする業務も必要となってきます。