初めての製品デザイン開発に取り組む方と、それを支える皆さまのための


(5)デザイナーは依頼者のパートナーだと考えよう

デザイナーはモノづくりのパートナー

 デザインは企業経営に対していろいろな効果を発揮します。
 しかし、依頼者がデザイナーを単なる下請け業者として見てしまうと、特にモノのデザインはうまく行かなくなります。
 なので、依頼者とデザイナーが対等のパートナーとしての関係を築けるよう、できるだけ間にコーディネーターを立てましょう。そして、あらゆるものづくり案件において上流段階から入ってもらえるような、家庭教師のように気軽に相談できる関係を、デザイナーと一緒に作っていきましょう。

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わからないことは、遠慮せずにデザイナーに聞こう

 モノのデザインは、企業やモノを使い手・顧客とつなげるための手段です。そして、依頼企業にさまざまな良い効果をもたらし得るものです。
 しかし、こうしたデザインの効果・価値について、そして、実際のデザイン業務の進め方について、デザイナーによる依頼者側への説明は十分なされているとは言えません。だから、依頼者やコーディネーターの側から、デザイナーには不安や疑問など思ったことを遠慮なくぶつけましょう。
 「どんなデザインが得意ですか?」
 「最近どんな仕事をされましたか?」
 「デザインをする上で何を大切にしていますか?」
 「実際にデザインをどう進めていくのですか?」
といったことなどを、遠慮なく聞いてみましょう。

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